
第一印象を大切にしたい社会人にとって、口もとの清潔感は気になる部分ではないでしょうか。
歯や舌にこびりつくバイオフィルムを放置すると、虫歯や口臭が悪化しかねません。
本記事では
- バイオフィルムの概要
- 除去しないと生じる問題
- 自宅で手軽にバイオフィルム除去できる3つの方法
- 忙しい中でもバイオフィルム除去を継続するコツ
を紹介します。
バイオフィルムを除去して清潔な口内環境をたもちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

バイオフィルムとは?
バイオフィルムは、細菌が集まって互いに結びつき、まるで膜(フィルム)のような構造になったものです。
身近な例としては、キッチンの排水溝に見られるヌメリがバイオフィルムの一種です。
バイオフィルムは口の中にも存在し、「口腔バイオフィルム」とも呼ばれています。
たとえば、以下のような場所に付着しやすい傾向です。
- 歯の表面
- 歯と歯の間
- 歯ブラシが届きにくい場所
「歯垢」もバイオフィルムの代表例であり、細菌にとって薬剤や唾液中の成分などから身を守るためのバリアとなります。
バイオフィルムは毎日の歯磨きをしていても時間をかけて少しずつ形成されていきます。
唾液や水では簡単に落ちないため、バイオフィルムを意識した丁寧なケアが欠かせません。
バイオフィルムを除去しないとどうなる?

バイオフィルムを口内に放置すると、さまざまな問題が引き起こされます。
とくに注意すべき問題は以下の三つです。
- 虫歯や歯周病の原因になる
- 歯石を形成し、さらに落としにくくなる
- 口臭の原因になりコミュニケーションに影響する
それぞれの内容を見ていきましょう。
虫歯や歯周病の原因になる
バイオフィルムが蓄積すると薬剤や唾液の成分が効果を発揮できず、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
バイオフィルムの細菌が食べ物の糖分を分解して酸を作り、歯を溶かすためです。
また、歯周病の原因となる歯垢も入り込んで増殖しやすくなります。
歯磨きの後に時間がたつと、歯の表面がザラつくことがあるのは、新たなバイオフィルムが付着したものです。
健康な歯を維持するためには、バイオフィルムの定期的なケアが欠かせません。
歯石を形成し、さらに落としにくくなる
放置されたバイオフィルムは歯石へと変化します。
歯石は歯の表面にこびりつくため、通常の歯磨きでは落とせません。
一度できた歯石は自宅ケアでは除去できず、歯医者での専門的な処置が必要になります。
また、歯石の粗い表面は新たなバイオフィルムにとって格好の住処となり、付着しやすくなります。
口内環境の悪循環を回避するためには、バイオフィルムを日常的に除去する習慣が重要です。
口臭の原因になりコミュニケーションに影響する
バイオフィルム放置がもたらす問題に口臭があります。
舌の表面で形成される舌苔や歯間部分、歯周ポケットに蓄積したバイオフィルムは、強い口臭を発生させやすくなります。
仕事などで人と接する機会が多い方にとって、口臭は第一印象に大きな影響を与えかねません。
知らず知らずのうちに相手との距離を生んでしまうこともあるため、信頼関係を構築するためにも、バイオフィルム対策は欠かせません。
バイオフィルムを自宅で除去する3つの方法

毎日の生活に取り入れやすい3つの方法を実践すると、自宅で効果的にバイオフィルムを除去しやすくなるでしょう。
- 歯磨きを丁寧におこなう
- 歯間ブラシやデンタルフロスを使う
- マウスウォッシュで仕上げる
自宅ケアによって、定期的な歯科検診や、歯医者での歯のクリーニング(PMTC)も、より効果的になります。
1.歯磨きを丁寧におこなう
バイオフィルム除去には丁寧な歯磨きが効果的です。
力を入れすぎると歯や歯茎を傷つけるため、優しく磨くことがコツです。
寝ている間は唾液の分泌が減って細菌が増殖しやすくなるため、寝る前の歯磨きが重要になります。
効率よく歯を磨いてバイオフィルムを除去するには、電動歯ブラシや歯磨きジェルがオススメです。
たとえば、VIEAQ ORL TOOTHGEL(ヴィアク オーラル トゥースジェル)は、バイオフィルム除去に注目した歯磨きジェルです。
歯磨きの際に使うことで、バイオフィルムを浮かせやすくする働きがあります。

2.歯間ブラシやデンタルフロスを使う
歯と歯の間や歯茎の境目には、バイオフィルムが潜んでいるため注意が必要です。
歯ブラシだけでは届かない場所には、歯間ブラシとデンタルフロスの使用が効果的です。
それぞれの使い方について下表にまとめました、
ケア用品 | 適した場所 | 特徴 | 使用方法 |
デンタルフロス | 歯と歯がぴったり接している部分 | 糸状で狭い隙間に入りやすい | 歯と歯の間に滑り込ませて上下に動かす |
歯間ブラシ | 歯と歯の間に隙間がある部分 | ブラシ状で汚れをかき出しやすい | 自分の歯に合ったサイズを選び、優しく出し入れする |
どちらも、歯ブラシでは取り切れないバイオフィルムの除去に役立ちます。
毎日の継続したケアが口内環境を整えることにつながります。
3.マウスウォッシュで仕上げる
歯磨きと歯間ケアの仕上げにマウスウォッシュを使うと、口内の清潔感が高まるでしょう。
液体のマウスウォッシュは、ブラシが届きにくい場所まで行き渡ります。
エッセンシャルオイル配合のマウスウォッシュを使うことで、バイオフィルムが除去しやすくなるという報告もあります。(※)
歯磨き後に30秒ほどすすぐだけで効果が得られるケア用品です。
忙しい朝や仕事前にも手軽に使えるため、便利なアイテムです。
補完的な役割ですが、日常に取り入れやすいバイオフィルム対策となるでしょう。
(※)出典:日本歯周病学会歯科衛生士関連委員会 鶴見大学歯学部歯周病学講座 五味一博「歯科衛生士が知っておきたい洗口剤の応用」
バイオフィルム除去を自宅で続けるためのポイント
バイオフィルム除去は歯磨きなどの継続的なケアが大切です。
忙しい社会人でも無理なく続けるには、日常生活の中で「ながらケア」や「すきま時間ケア」を取り入れることがポイントになります。
以下の表に、シーン別のケア例をまとめました。
シーン | ケア方法 | ポイント |
スマホを見ながら | デンタルフロス | 集中しすぎず気軽に |
入浴中 | 舌磨き | リラックスしながら |
通勤中 | シュガーレスガムを噛む | 唾液の分泌が促進され、口内ケア |
食後・寝る前 | マウスウォッシュ | 口内をリフレッシュ |
仕事中 | 水分補給 | 口の中の乾燥を防止して、菌の繁殖を抑制 |
習慣化するコツは一度にすべてを始めないことです。
まずは歯磨きから丁寧におこない、慣れてきたら歯間ブラシやフロスなどを徐々に取り入れていきましょう。
まとめ
バイオフィルムとは口の中にある細菌が集まり形成される膜のようなものです。
放置すると虫歯や歯周病の原因となり、口臭も発生してコミュニケーションに影響します。
バイオフィルムを除去するために、自宅でできる効果的な方法は3つです。
- 基本のケアとして歯磨きを丁寧におこなう
- 歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯ブラシだけでは届かない場所を清潔にたもつ
- マウスウォッシュで仕上げて、口内全体の清潔さをたもつ
口内ケアを習慣化するには、日常生活に「ながらケア」や「すきま時間ケア」を活用し、無理なく取り入れることがポイントです。
自宅ケアをしっかりおこなえば、定期的な歯科検診や歯医者でのクリーニング(PMTC)も、より効果的になるでしょう。
VIEAQ ORL TOOTHGELは、歯磨き粉の代わりに利用して磨くことでバイオフィルムを除去しやすくする歯磨きジェルです。
アルコール・防腐剤・界面活性剤・塩素系殺菌剤などを含まない優しい使用感ながら、お口のネバつき・口臭などを防ぎ、口腔内の健康をサポートします。
VIEAQ ORL TOOTHGELを使った歯磨きによる日常ケアで、バイオフィルムを自宅で手軽に除去し、健やかな息で日々を過ごしましょう。
