
更年期に入ってから、「なんだか口の中が酸っぱい…」と感じることはありませんか。
初めての変化に戸惑い、「自分だけおかしいのかな」と心配になる方も多いでしょう。
実はこの口の中の酸っぱい感覚には、更年期特有のホルモンバランスや自律神経の乱れが深く関係している場合があります。
この記事では、そうした原因と具体的な対策をわかりやすく解説していきます。
日常で少し意識するだけのケアも多いので、取り入れやすいはずです。
お口の環境をより快適に整えて、いつまでも好きなものをおいしく楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。

口の中の酸っぱさと更年期の関係

更年期になると体内の変化によって、口の中が酸っぱく感じやすくなります。
その原因には
- 更年期で唾液が少なくなる
- 更年期では自律神経が乱れる
といった要素が大きく関わります。
ここからは、口内の酸味と更年期の関わりについて掘り下げていきます。
更年期で唾液が少なくなる
口の中が酸っぱくなる原因の一つは、唾液量の減少です。
唾液には、口内の汚れを洗い流したり、酸を中和する働きがあります。
更年期の女性はホルモンバランスの影響を受けて、唾液の分泌量が少なくなりがちです。
唾液の量が減少すると、口内に酸が長く留まることになり、酸っぱさを感じる頻度が高まります。
年齢を重ねるにしたがって、食事中や会話中に口の渇きを感じるといった変化も現れやすくなります。
唾液はお口の健康を守る重要な要素であるため、その減少を放置せずに対処することが大切です。
出典:KAKEN|新潟大学 科学研究費助成事業研究成果報告書 伊藤 加代子「女性ホルモン減少は口腔乾燥症の一因となりうるか?」
更年期では自律神経が乱れる
口の中が酸っぱく感じやすくなるのは、自律神経の乱れも大きく関係しています。
ホルモン分泌のバランスが崩れると、自律神経の機能に影響がおよび、唾液や胃酸の分泌パターンが不安定になります。
さらに精神的な負担が加わると、次のような症状が現れることもあるので気をつけましょう。
- 胃酸の過剰分泌
- 口内環境の不安定化
- 口の中が酸っぱく感じる
気分の浮き沈みや疲労の蓄積は自律神経のバランスをさらに乱し、酸っぱさをより強く感じる原因となるケースもあります。
更年期で口の中が酸っぱいときの5つの対策

気になる酸味を減らすために意識したい方法を5つ紹介します。
- 水分をしっかりとる
- 唾液が多く出るものを食べる
- 唾液腺をもみほぐす
- 酸っぱさが続く場合は病院へ
- 毎日のお口のケアを徹底する
これらの対策を実践することで、快適に食事を楽しめるはずです。
対策1.水分をしっかりとる
水分をしっかりとることは唾液の生成を助け、口内環境を整えるために欠かせません。
こまめに水やお茶を飲むと、口内が潤いやすくなり、酸味の原因となる細菌や食べかすも流されやすくなります。
とくに口が乾きやすい朝起きた直後や眠る前の水分補給はとくに効果的です。
ただし、コーヒーやお酒には水分を排出する作用があるため、飲みすぎると逆に体が水分不足になりやすいので注意しましょう。
ジュースなどの甘い飲み物もできるかぎり控えて、水やお茶を選ぶことをおすすめします。
適切な量と飲むタイミングを意識しながら、日々の習慣として続けることがポイントです。
対策2.唾液が多く出るものを食べる
口の中の酸っぱさを和らげるには、唾液の分泌を促進する食材を日常的に取り入れるとよいでしょう。
たとえば歯ごたえのある野菜や海藻類、キシリトール配合のガムなどは、かむ動作によっておのずと唾液が出やすくなります。
梅干しやレモンといった酸味のあるものも、一時的には唾液を多く出す助けになります。
ただし、これらをとりすぎると逆に酸味が気になる場合もあるため、ほどほどの量が大切です。
また、食事の際はゆっくりとよく噛むことで唾液腺が刺激され、より多くの唾液が分泌されます。
少しずつ時間をかけて味わう食習慣を、ぜひ取り入れてみてください。
対策3.唾液腺をもみほぐす
自分の手で唾液腺をもみほぐすと、唾液の分泌量を増やせます。
唾液腺がある場所は、主に耳の下からあごのあたりです。
この部分を指の腹を使ってやさしく円を描くようにほぐすと、とくに食事前に唾液が出やすくなります。
またあごのラインに沿って軽く押していく方法も効果的で、同時に表情筋のコリがほぐれるメリットも期待できます。
ただし、強い力で触ると組織を傷つける恐れがあるため、心地よく感じる程度の適切な圧力で行うことが大切です。
心地よいと感じる力加減を見つけてみましょう。
対策4.酸っぱさが続く場合は病院へ
口内の酸っぱさが長期間続く場合は、医療機関での診察を検討することをおすすめします。
放置すると口腔内の環境が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高まるので注意が必要です。
症状がなかなか解消されない場合は、単なる唾液分泌の減少だけでなく、胃の不調や精神面の負担に関連した問題が隠れている可能性があるためです。
とくに激しい胸やけや体調不良を伴うときは、放置せず早めに医師に相談しましょう。
現在は、更年期特有の症状に対応した専門クリニックも増えているため、気軽に受診してみてください。
専門家による適切な診察を受けることで、あなたの症状に合った治療法やケア方法を発見でき、より早く症状が軽くなるでしょう。
対策5 .毎日のお口のケアを徹底する
唾液の分泌量が減少している場合は、口腔内の衛生管理がよりいっそう重要になります。
通常の歯磨きに加えて、フロスや歯間ブラシを活用して歯と歯の間の汚れまでしっかり除去することが効果的です。
また、菌やバイオフィルム(細菌の膜)をブラッシングで取り除く効果のある歯磨き粉を選ぶことで、口内環境をより清潔に保てます。
口臭が気になる場合は、舌ブラシを使って舌の表面に付着した舌苔をやさしく取り除くことも有効な方法です。
これらのケアを日常的な習慣として取り入れることで、口内トラブルを予防し、快適な毎日を送れるでしょう。
定期的なケアが口内の酸味感覚の軽減にもつながります。
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唾液量が減りがちで、口内がデリケートになりがちな更年期の方でも、負担を感じにくいケアをしやすいので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
更年期になると、ホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が減少し、自律神経の乱れも加わることで口内に酸っぱい感覚が続くことがあります。
こまめに水分をとり、唾液腺のもみほぐすなどの口腔ケアをしっかり行うことで、かなりの改善が期待できます。
日常の口内ケアには、バイオフィルムを効果的に除去し、お口をさっぱりとさせるVIEAQ ORL TOOTHGELがおすすめです。
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口内環境をしっかり整えて、毎日の食事をおいしく楽しみましょう!