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歯周病の正しいセルフケア5選!効果的な予防方法も解説

  • 投稿日: 2025.04.29
  • 更新日: 2025.04.29

歯磨きをしている最中の出血や、最近気になりだした口臭は歯周病のサインかもしれません。

歯周病は自覚症状が少なく進行することが多く、早期発見と適切なケアが大切です。

初期段階であれば、正しいセルフケアを実施することで進行を防ぐことが可能です。

本記事では、自宅でできる歯周病のセルフケアと予防法について詳しく解説します。

また、歯周病の症状レベルに応じた口腔トラブルも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

歯周病の正しいセルフケア5選

歯周病の進行を防ぐには、日々の適切なケアが欠かせません。

ここでは、効果的な5つのセルフケア方法を紹介します。

  • 正しい歯磨き
  • デンタルフロスや歯間ブラシによる細部ケア
  • マウスウォッシュで口腔内ケア
  • 定期的なセルフチェック
  • 生活習慣の見直し

それぞれのセルフケアについて詳しく見ていきましょう。

1.正しい歯磨き

毎日の正しい歯磨きは、歯周病の主な原因である歯垢(プラーク)を効果的に除去できるため、歯周病予防に欠かせません。

正しく歯磨きするためのポイントは以下のとおりです。

ポイント解説
歯ブラシの持ち方力を入れすぎず鉛筆を持つように
磨き方・歯と歯茎の境目に45度の角度で毛先を当てる
・小刻みに動かしながら磨く
歯ブラシの選び方・毛先は柔らかめ
・歯ブラシヘッドの大きさは小さめ

また、歯磨きで使う歯磨き剤選びも大切です。

たとえばVIEAQ ORL TOOTHGELのような歯磨きジェルを使用すると、歯周ポケットに留まって歯垢が除去しやすくなります。

歯周病予防に欠かせない歯磨きの効果を、よりサポートしてくれますよ。

2.デンタルフロスや歯間ブラシによる細部ケア

歯垢のたまりやすい歯と歯の間をケアするには、デンタルフロスや歯間ブラシが不可欠です。

歯と歯の間にある歯垢は、歯磨きだけでは取り除けません。

ツール対応箇所使い方
デンタルフロス歯と歯の間が狭い部分糸のような形状で、歯と歯の隙間に入れて汚れを掻き出す
歯間ブラシ歯と歯の間が広い部分歯の隙間に合わせて選び、歯間に入れて前後に動かす

デンタルフロスや歯間ブラシのタイミングは、就寝前の歯磨き後がおすすめです。

歯ブラシだけでは届かない部分を効果的に除去できるでしょう

3.マウスウォッシュで口腔内ケア

マウスウォッシュは手軽に使える口腔ケアのアイテムです。

効果は一時的ですが、口内の細菌を減らして清潔さを保つのに役立ちます。

指示された量を口に含んで、ゆすぐだけで口内をスッキリさせることが可能です。

手軽さから忙しいビジネスパーソンにとっては、外出先で使いやすいケア用品です。

ただし、マウスウォッシュだけで歯周病を予防できるわけではなく、あくまで補助的な役割と覚えておきましょう。

4.定期的なセルフチェック

歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、定期的なセルフチェックが重要です。

鏡を見て、指で軽く歯や歯茎を押さえながら、口内の状態を確認する習慣をつけましょう。

歯茎の赤い腫れや歯磨きでの出血、歯と歯茎の隙間が広がっているなどの症状がある場合は注意が必要です。

また、口臭への気づきや歯のぐらつきがあると、歯周病が進行している可能性があります。

定期的にセルフチェックを実施し、少しでも異常を感じたら、歯科医院を受診しましょう。

5.生活習慣の見直し

歯周病予防には日々の生活習慣の見直しも効果的です。

主な見直しポイントは、以下のとおりです。

生活習慣見直しポイント効果
喫煙習慣禁煙または本数を減らす歯茎の健康維持につながる
食生活栄養バランスの良い食事・糖分の摂りすぎによる歯垢の形成を抑制できる
・歯や歯茎などの健康維持につながる
口内の乾燥予防・こまめな水分補給
・シュガーレスガムを噛む
・唾液の分泌量を維持できる
・細菌の繁殖を抑制できる

生活習慣の見直しは歯周病予防だけでなく、全身の健康維持にもつながります。

できることから少しずつ見直ししていきましょう。

歯周病予防にはセルフケアとプロフェッショナルケアの併用がおすすめ

セルフケアで予防できない部分には、定期的なプロフェッショナルケアを併用することが重要です。

ここでは、歯科医院で受けられる、歯周病予防のプロフェッショナルケアについて解説します。

定期的な歯科検診

歯科検診を定期的に受けることは、歯周病の早期発見や早期治療のために重要です。

自分では気づきにくい症状を専門家の視点からチェックしてもらえます。

また、セルフケアだけでは取り除けない歯石を専門的な器具を使うことで除去できます。

一般的に歯科検診の頻度は3〜6か月に1回が理想的です。

歯科検診とセルフケアの併用は、効果的な歯周病予防になるでしょう。

歯のクリーニング(PMTC)

PMTCとはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングと呼ばれ、歯科医院でおこなう専門的な歯のクリーニングです。

専用の器具や薬剤を使用し、自宅では落としきれない歯石や着色を除去します。

PMTCは、歯周病の治療や再発予防が可能であり、口内の健康状態を維持するために効果的です。

一般的に、PMTCにかかる費用は保険適用外の自由診療になるため、歯科医院によって異なり、5,000~15,000円程度です。(※)

費用はかかりますが予防投資と考えればPMTCは有効な手段といえるでしょう。

(※)医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所「歯のクリーニング費用はいくら?自費・保険診療の違いやメリットについて」

歯周病のセルフケアを怠るとどうなる?初期~末期症状の様子

歯周病はセルフケアを怠ると、症状は徐々に悪化し、最終的には歯を失うリスクがあります。

ここでは、歯周病の進行段階別に症状を解説します。

【初期症状】歯茎の炎症

歯周病の初期症状では歯茎に炎症が起こります。

歯肉炎と呼ばれ、歯茎が赤みを帯び、腫れた状態です。

歯磨き時に歯ブラシが赤く染まることがあれば、歯肉炎になっている可能性があります。

初期症状の特徴は、ほとんど痛みがなく、多くの人が軽視しがちです。

しかし、この段階で適切なケアをすれば、元の健康な状態に戻る可能性が高くなるでしょう。

初期症状に気づいたら、正しい歯磨き方法の見直しと歯間ケアの徹底が大切です。

【中期症状】歯周ポケットや歯茎のやせ

中期症状では、歯肉炎が進行して歯周炎の段階に入ります。

歯を支える骨や歯の周囲が徐々に破壊され始め、見た目の変化も現れてきます。

主な変化は以下のとおりです。

症状具体的な状態
歯周ポケットが深くなる歯垢や細菌がたまり、膿(うみ)などが出やすくなる
歯茎がやせる歯が長く見え、歯と歯の間に隙間ができる
口臭が悪化周囲の人が気づくレベル
口腔内の不快感が生じる冷たい飲み物がしみる

中期症状以降は、セルフケアだけでは症状の悪化を止められないため、歯科医院にて適切な治療を受けましょう。

【末期症状】骨が溶ける

歯周病の末期症状では歯を支える骨が大幅に失われるため、見た目の変化も顕著になります。

歯茎は赤紫色になり、出血や膿の量も増え、常に口腔内が不快な状態です。

歯がグラグラと動くようになり、かみ合わせも悪くなります。

骨が溶けきると歯が抜け落ちてしまうため、この段階になる前に歯科医院で適切な処置を受けましょう。

まとめ

歯周病は、正しいセルフケアと早期対応で悪化を防ぎやすくなります

歯周病予防のセルフケアは以下の5つです。

  • 正しい歯磨き
  • デンタルフロスや歯間ブラシでの細部ケア
  • マウスウォッシュで口腔内ケア
  • 定期的なセルフチェック
  • 生活習慣の見直し

さらに、次のプロフェッショナルケアを併用すると、より確実な予防ができます。

  • 定期的な歯科検診(3~6か月に1回)
  • 歯のクリーニング(PMTC)

忙しいビジネスパーソンにとって、口腔トラブルは仕事にも影響します。

口臭や見た目の変化は信頼関係も左右するため、早めの対策が重要です。

とくに歯周病予防には日々の歯磨きが大事になります。

ジェルタイプの歯磨き粉であるVIEAQ ORL TOOTHGELは、歯磨きの際に使うことでお口の健康をサポートします。

ご紹介したセルフケアで歯周病を予防し、爽やかな息と、健康な歯・歯茎を維持しましょう。