
しっかり磨いても奥歯の歯垢が落としにくいと感じている人は多いのではないでしょうか。
奥歯は自分では見えにくく磨きにくいため、歯垢がたまりやすい部位です。
奥歯に残った歯垢を取り除くには、ヘッドが小さく薄いブラシで丁寧に磨くことが大切です。
本記事では、
- 奥歯に歯垢がたまりやすい理由
- 奥歯の歯垢を放置するリスク
- 効果的な歯垢の取り方
について詳しく解説します。
この記事を読み終えると、奥歯の歯垢ケアがわかり、虫歯や口臭といった悩みを解決できますよ。
奥歯に歯垢がたまりやすい理由
奥歯は口の奥にあって見えにくいことに加え、前歯より歯ブラシの毛先が届きにくいため、磨き残しが起こりやすい部分です。
とくに頬側や舌側、奥歯の裏側は、歯垢が残りやすくなっています。
また、テレビを見ながらの「ながら磨き」では注意力が散漫になりやすく、細かな当て方ができないため歯垢が残りやすい傾向にあります。
奥歯をきれいにたもつためには、意識的に丁寧な歯磨きを心がけ、前歯以上に時間をかけて丁寧に磨くことが欠かせません。
奥歯の歯垢を放置するとどうなる?口内に与える3つの悪影響

奥歯に残った歯垢を放置すると、さまざまな口腔トラブルが引き起こされます。
とくに注意すべき悪影響は以下のとおりです。
- 奥歯の歯垢から臭いが生じる
- 歯垢が歯石になりセルフケアで除去できなくなる
- 虫歯や歯周病になる
それぞれ内容について見ていきましょう。
1.奥歯の歯垢から臭いが生じる
歯垢は細菌の塊であり、放置すると口臭の原因になります。
歯垢の中にいる細菌は、タンパク質を分解する際に悪臭を放つガスを発生させます。
具体的には、腐った卵や生ゴミのような臭いのメチルメルカプタンや硫化水素といったガスです。
とくに奥歯は磨き残しが多いため、知らないうちに口臭の発生源になっていることがあります。
口臭は自分では感じにくく、気づかないまま相手に不快感を与えかねません。
仕事やプライベートで人と接する機会が多い場合は、日頃からのセルフケアが重要です。
2.歯垢が歯石になりセルフケアで除去できなくなる
歯垢の除去が遅れると石のように硬くなる歯石に変わります。
歯石になると、歯磨きなどでのセルフケアでは取り除けず、歯科医院の専用器具によるクリーニングが必要です。
また、歯石の表面はざらざらしており、再び歯垢が付着しやすくなるという悪循環に陥ります。
歯科医院での治療には費用もかかるため、日々の歯磨きなどのセルフケアで歯石化する前に歯垢を除去することが大切です。
3.虫歯や歯周病になる
歯垢を放置すると、歯垢の中にいる細菌が原因で、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。
症状 | 具体的な要因 |
虫歯 | 虫歯菌が糖分をエネルギーにして酸を作り、歯を溶かす |
歯周病 | 歯周病菌が歯茎に炎症を起こし、周りの組織を破壊する |
溝が深い奥歯は歯垢がたまりやすく、虫歯になりやすい傾向です。
また、歯周病は初期段階では気づきにくく、進行すると歯がぐらつきはじめ、最後には抜け落ちる可能性があります。
いずれも治療には通院が必要となり時間と費用がかかります。
セルフケアを徹底して、治療の手間を減らしましょう。
奥歯の歯垢の取り方

奥歯の歯垢をしっかり取るためには、正しい磨き方と適切な道具選びが重要です。
効果的な歯垢ケアをすれば、清潔な口内環境をたもてます。
ここでは、奥歯の歯垢を効果的に取る方法を紹介します。
奥歯の奥まで届く歯ブラシを選ぶ
奥歯の歯磨きには、奥歯の奥まで届く歯ブラシを選ぶことが重要です。
ヘッドが小さく薄いブラシであれば、奥歯の裏側まで毛先が届き、ピンポイントで磨けます。
また、歯ブラシの毛の硬さは歯茎を傷つけない「ふつう」か「やわらかめ」がオススメです。
歯ブラシの毛先が開いてきたら交換時期のサインです。
適切な歯ブラシを使うことで奥歯の歯垢ケアが効果的になります。
奥歯を正しく磨く
奥歯の歯垢ケアには正しい磨き方を身につけることがポイントです。
歯ブラシの毛先を歯の面に斜め45度の角度で当て、鉛筆のように持ちながら軽い力で小刻みに動かします。
磨きにくい奥歯の部位ごとの磨き方は以下のとおりです。
部位 | 磨き方 |
頬側 | 歯ブラシを縦に入れ、歯に対して斜め45°に当て小刻みに動かす |
舌側 | 歯ブラシの柄を倒し毛先を境目に沿わせる |
奥歯の奥 | 歯ブラシの先端で突くように奥から手前へ動かす |
一度に何本もの歯を磨こうとせず、1本ずつ丁寧に磨きましょう。
デンタルフロスや歯間ブラシを使う
歯ブラシだけでは取り除けない歯と歯の間に残った歯垢には、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間ケアが重要です。
とくに奥歯は歯間に食べ物が詰まりやすい部位。
奥歯の歯間ケアには、Y字型のデンタルフロスがオススメです。
奥歯のすき間にも入れやすく磨き残しを絡め取れます。
歯間の幅が広い場合は、L字型の歯間ブラシも効果的です。
デンタルフロスは、歯と歯の間に優しく入れ、歯面に沿って力を入れすぎないように注意して上下に動かします。
歯間ブラシは歯間に合ったサイズを選び、毎日の歯磨き後に採り入れることで、予防効果が高まります。
一般的な歯間サイズは、以下のとおりです。
サイズ | 主に使用する場所 |
超極細サイズ(3S) | 前歯の特に隙間が狭い部分 |
極細サイズ(S) | 隙間が狭めの部分 |
細めサイズ(S) | 歯茎が少し下がった部分歯並びが悪い部分 |
普通サイズ(M) | 歯間が広い部分歯茎が下がった部分 |
サイズが合っていない歯間ブラシを利用すると、歯茎が傷ついてしまう可能性があるため、無理なく歯間に入るサイズを選ぶことが大切です。
また、サイズ表記はメーカーごとに異なるため、選ぶ際には注意しましょう。
奥歯の歯垢ケアをサポート!歯磨きジェル「VIEAQ ORL TOOTHGEL」
奥歯の歯垢ケアをより効果的にするなら、VIEAQ ORL TOOTHGELがオススメ。
歯磨きの際に使用することで歯垢を取り除きやすくする歯磨きジェルです。
防腐剤や研磨剤、フッ素などの成分を含まない優しい使用感で、歯だけでなく、歯茎や歯周ポケットにも効果的なケアを期待できます。
歯磨き粉の代わりに使用するだけなので、朝晩の歯磨き時に適量を歯ブラシにとり、通常通り歯を磨くだけ。
忙しい毎日にも簡単に採り入れられるため、仕事で忙しい方や子育て中の方にもオススメです。
まとめ
奥歯は口の構造的に歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多いため、歯垢がたまりやすい部分です。
奥歯の歯垢は放置すると、口臭や歯石、虫歯、歯周病などの口腔トラブルにつながります。
歯石や虫歯、歯周病は歯科医院での治療と通院が必要になり、時間的にも金銭的にも負担になりかねません。
効果的な奥歯の歯垢ケアには、適切な歯ブラシ選びと正しい磨き方が重要です。
小さめのヘッドで薄い歯ブラシを選び、奥歯を意識的に磨くことを習慣にしましょう。
また、デンタルフロスや歯間ブラシを使った歯間ケアも欠かせません。
日々のケアを効果的にするには、VIEAQ ORL TOOTHGELのような歯磨きジェルの活用もオススメです。
優しい使用感で、歯だけでなく歯茎や歯周ポケットにも効果的なケアが期待できます。
忙しい毎日でも簡単に採り入れられるので、継続しやすいのが魅力です。
奥歯の歯垢を適切にケアして、口内環境の健康維持に努めましょう。