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「舌磨きは今すぐやめて」は本当?口臭と舌ケアの新常識

  • 投稿日: 2025.04.29
  • 更新日: 2025.04.29

舌を磨いた後にヒリヒリとした不快感を覚えた経験はありませんか?

口の臭いを何とかしたくて続けているその習慣、実は逆効果になっている可能性も考えられます。

誤った方法での舌磨きは、口臭をかえって強めてしまったり、お口全体のコンディションを悪くしてしまったりする原因にもなり得るのです。

この記事では、なぜ「舌磨きは今すぐやめて」と言われることがあるのか、その具体的な理由を解説します。

さらに、舌磨きをやめるべきかどうかの判断ポイントや、デリケートなお口におすすめのアイテムも紹介します。

舌磨きに関する長年の疑問や不安をケアし、自信を持ってあなたに合った正しい口臭ケアを実践するための第一歩を踏み出しましょう。

舌磨きは今すぐやめてと言われる理由

口臭予防や舌の汚れを取るために、舌磨きを習慣にしている方は多いでしょう。

しかし、その方法が間違っていると、お口の中に様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

だからこそ、「舌磨きは今すぐやめて」と言われることがあるのです。

おもな3つの理由を見ていきましょう。

  • 舌を傷つけてしまう危険がある
  • 口臭が悪化する可能性がある
  • 味覚障害のリスクがある

1. 舌を傷つけてしまう危険がある

舌の表面は、大変デリケートな組織でできています。ゴシゴシと強い力で磨いてしまうと、簡単に傷ついてしまうのです。

舌の表面には「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」と呼ばれる、食べ物の味を感じたり、舌の感覚を司ったりする繊細な突起が多くあります。

舌磨きによってこの舌乳頭が傷つくと、痛みを感じるだけでなく、様々な問題を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

例えば、傷ついた舌を身体が整えようとして粘液を過剰に出し、結果としてお口の中のネバネバ感が増してしまう、といったことも起こり得ます。

2. 口臭が悪化する可能性がある

間違った舌磨きは、実際に口臭を強くしてしまう可能性があります。

舌磨きによって舌の表面に炎症が起きると、剥がれ落ちた粘膜が口の中にいる細菌の格好の餌となります。

これにより細菌が活性化・増殖し、口臭の原因となるガス(揮発性硫黄化合物など)をより多く発生させてしまうのです。

さらに、舌が傷つくと傷をいやす過程で保護機能が働き、以前よりも舌苔が厚く付きやすくなる、という悪循環に陥ることもあります。

3. 味覚障害のリスクがある

舌の重要な役割の一つに、味を感じる「味覚」があります。

舌の表面にある味蕾という小さな器官が、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味といった複雑な味を感じ取っています。

しかし、舌磨きで舌の表面を強くこすりすぎると、この大切な味蕾まで傷つけてしまいかねません

味蕾がダメージを受けると、食べ物の味が分かりにくくなったり、本来の味とは違って感じたりする「味覚障害」を引き起こすリスクが高まるのです。

繊細な味覚を保つためにも、舌への過度な刺激は避けるべきといえるでしょう。

舌磨きをやめたら口臭は悪化する?

「舌磨きをやめたら、さらに口臭がひどくなるのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。

舌磨きをやめることで口臭が悪化するかどうかは、これまでの舌磨きの仕方によって変わってきます。

適切な方法で行っていた場合と、間違った方法で行っていた場合に分けて、どのような変化が考えられるかを見ていきましょう。

適切な舌磨きをしていた場合

これまで正しい方法で舌磨きを行っていた場合、それを突然やめると、一時的に以下のような変化が起こる可能性があります。

  • 舌苔が少し増える: 舌の上の細菌や食べカスが自然に溜まりやすくなり、舌苔が少し増え、それに伴って口臭が若干強くなりやすいです。
  • 細菌が増える: 舌の上の細菌数がわずかに増えることで、口臭の原因となる物質が少し増加する可能性があります。

ただし、これらの変化は通常、ごく軽度なものです。

歯磨きやフロスなど、他の基本的な口腔ケアをきちんと続けていれば、舌磨きをやめたからといって、口臭が急激に悪化したり、大きな問題になったりすることは少ないと考えられます。

間違った舌磨きをしていた場合

一方で、これまで毎日強い力でゴシゴシ舌を磨いていた、あるいは1日に何度も舌磨きをしていたなど、間違った方法を続けていた場合はどうでしょうか。

この場合、舌磨きをやめることで、むしろお口の状態が整い、口臭が少なくなる可能性が高いといえるでしょう。

具体的には、以下のようなよい変化が期待できます。

  • 舌の炎症が落ち着く: 舌磨きによる物理的な刺激がなくなり、舌表面のヒリヒリ感や赤みといった炎症が落ち着きます。
  • 唾液臭の軽減: 舌磨きによって破壊・剥離していた舌の表面粘膜が正常化し、唾液自体の臭いが減ることが期待できるでしょう。
  • 口腔内環境の正常化: 舌へのダメージがなくなることで、唾液の分泌が促されたり、口内細菌のバランスが整ったりして、口腔内全体の環境がより健康な状態に近づきます。

つまり、間違った舌磨きをしていた方にとっては、それをやめることが口臭改善への第一歩となる可能性があるのです。

舌磨きをやめるかどうかの判断ポイント

ここでは、具体的にどのような場合に舌磨きをやめるべきか、あるいは続けてもよいのか、その判断ポイントを見ていきましょう。

ただし、最終的な判断は自己判断だけでなく、心配な場合は歯科医師に相談することが重要です。

やめたほうがよい人

以下のような項目に当てはまる場合は、舌磨きの中止を検討したほうがよいでしょう。

  • 強い力でゴシゴシ磨いている自覚がある人
  • 舌磨き後に舌がヒリヒリする、赤くなる、出血するなど、痛みや違和感がある人
  • 舌磨きを毎日続けているのに、口臭が改善しない、または以前より強くなったと感じる人
  • 食べ物の味が分かりにくくなったなど、味覚の変化を感じている人

これらのサインが見られる場合は、一度舌磨きをやめて、舌の状態が改善するかどうか様子を見ることをおすすめします。

続けたほうがよい人

以下のようなケースでは、舌磨きが必要とされることもあります。

  • 舌の表面に、明らかに厚く、色の濃い舌苔がびっしりと付着している人
  • 医師や歯科医師から、病的な舌苔などの理由で舌磨きを行うよう指導されている人 
  • 痛みや不快感が全くなく、正しい方法と頻度を守れている人

舌苔が増えすぎた場合は、何らかの体調不良や病気のサインである可能性もあります。
自己判断せず、まずは医師や歯科医師に相談しましょう。

ただしい舌磨きの方法に自信がない場合は、一度歯科医院でチェックしてもらうと安心です。

舌にも優しい処方!「VIEAQ ORL TOOTH GEL」とは

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VIEAQ ORL TOOTH GELは、まさにデリケートな口内環境、特に舌への優しさを徹底的に考慮して開発されたジェル状の歯磨き剤です。

一般的な歯磨き粉に多く含まれる研磨剤や、泡立ちをよくするための発泡剤を使用していません。

また、強いミントのような刺激成分も配合されていないため、舌がヒリヒリしやすい方や、強い味が苦手な方でも心地よく使用できます。

優しい使い心地でありながら、口臭予防に効果的な成分や、お口の潤いを保つ保湿成分、さらに歯周病の原因になる汚れを落としやくする成分も配合しています。

舌磨きの代替ケアとしてだけでなく、毎日の口腔ケアをワンランクアップさせるアイテムとして、口臭や口内の乾燥、歯周病などが気になる方におすすめです。

優しいジェルで口内全体をケアすることで、舌への負担をかけずにさわやかな息を目指せます。

まとめ

この記事では、「舌磨きは今すぐやめて」と言われる理由と、舌磨きに関する様々な疑問について解説してきました。

舌磨きに関する正しい知識を持ち、ご自身の状態に合ったケアを選択することが、健康でさわやかな口内を保つためのカギとなります。

どうしても口臭が気になる、でも舌への刺激は避けたいという場合は、「VIEAQ ORL TOOTH GEL」のような研磨剤・発泡剤不使用で保湿成分などが配合された、舌にも優しいジェル歯磨き剤を活用してみてください。

あなたらしい方法で口内環境を整え、口臭の悩みから解放された毎日を送りましょう。