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その不調、口と腸のつながりが原因かも?「口腸相関」を知ってスッキリ解決!

  • 投稿日: 2025.04.29
  • 更新日: 2025.04.29

「最近、お腹の調子がなんとなくスッキリしない…」

「繰り返しできる口内炎や、ふとした時の口臭が気になる」

「スキンケアを頑張っても、肌荒れがなかなか治らない」

あなたもこのようなお悩みを抱えていませんか?

実はこれらの不調は「お口」と「お腹(腸)」の意外なつながりの乱れ、すなわち「口腸相関(こうちょうそうかん)」が関係している可能性があるのです。

この記事では、口腸相関とは一体何なのか、初心者にもわかりやすく解説します

口腸相関を知ることは、つらい不調の原因を探り、根本的な健康や美容への第一歩を踏み出すきっかけになるはずです。

口腸相関とは?わかりやすく解説

口腸相関とは、その名の通り、口内の健康状態と、お腹の中(腸)の環境が、お互いに深く関連し、影響を与え合っているという考え方のことです。

「口は口、腸は腸なのでは?」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。

あなたが今抱えているお腹の不調(便秘や下痢など)や、口のトラブル(口内炎、歯周病、口臭など)さらにはなかなかよくならない肌荒れといった悩みも、口腸相関の乱れが隠れた原因となっている可能性があるのです。

口と腸の意外な関係性

口と腸は、食べ物が通る一本の消化管でつながっています。これは物理的なつながりですが、それだけではありません。

まず、口の中にいる細菌や、歯周病などによって生じた炎症物質が、唾液や食べ物と一緒に飲み込まれて腸に到達することがあります。
これが腸内環境を乱す一因となるのです。

また、歯周病菌などが歯ぐきの血管から血流に乗って全身を巡り、腸に影響を与える可能性も指摘されています。

逆に、腸内環境が悪化すると、栄養の吸収がうまくいかなくなったり、体全体の免疫バランスが乱れたりして、口内炎ができやすくなるなど、口の中の健康状態に悪影響を及ぼすことも考えられます。

なぜ重要?口腸相関が全身の健康に与える影響

口腸相関の乱れを放置しておくと、単に口やお腹の不調が続くだけではありません。

近年、口内環境や腸内環境の悪化が、糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病など、全身のさまざまな病気のリスクを高める可能性があることが、多くの研究でわかってきています。

つまり、お口のケアと腸のケアの両方をしっかりと行うことは、健康寿命を延ばして質の高い生活(QOL)を送るためにも、非常に重要だと言えるのです。

さらに、口腸相関を整えることは、体の免疫力を適切に保つことにもつながると考えられています。

口内フローラと腸内フローラの密接なつながり

私たちの口の中や腸の中には、それぞれ数百種類、数百兆個以上もの細菌が生息しています。

これらは「口腔内フローラ」「腸内フローラ」と呼ばれ、さまざまな種類の細菌がバランスを取りながら存在しています。

しかし、歯磨き不足や食生活の乱れなどで口内フローラのバランスが崩れ、歯周病菌などの悪玉菌が増えるのは要注意です。

これらの菌が唾液と共に飲み込まれ、腸に到達して腸内フローラまで乱してしまう可能性があります。

近年の研究によって、この口腔内フローラと腸内フローラの間には、私たちが想像する以上に深い関連性があることが明らかになってきました。

どちらか一方だけでなく、両方の環境を整えることが大切なのです。

出典:科研費|慶応義塾大学・医学部 新幸二「腸内細菌叢および腸管免疫系へ影響を及ぼす口腔内細菌の解析」(2019.6.3)

今日から実践!口腸相関を整える簡単セルフケア

口腸相関を整えるためには、「腸内ケア(腸活)」と「口内ケア(口腔ケア)」の両方をバランスよく行うことが大切ですが、特別なことをする必要はありません。

日々のちょっとした意識や習慣の見直しで、今日からはじめられることは多数あります。

ここでは、自分のペースで無理なく続けられる、具体的なセルフケア方法を紹介します。

1.発酵食品を積極的に取り入れる

腸内環境を整える「腸活」の基本として、まず意識したいのが発酵食品です。

これらの発酵食品には、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌が豊富に含まれています。
おもな商品は以下のとおりです。

  • ヨーグルト
  • 納豆
  • 味噌
  • キムチ
  • ぬか漬け

発酵食品の善玉菌は、腸内で悪玉菌が増えるのを抑え、腸内フローラのバランスを整えるのを助けてくれます

例えば、朝食に無糖のヨーグルトを加えたり、毎日お味噌汁を飲むようにしたりするだけでも、手軽に善玉菌を摂取できます。

さまざまな種類の発酵食品を試して、お気に入りを見つけてみましょう。

2. 食物繊維を豊富に含むものを食べる

善玉菌を増やすのと同時に大切なのが、その善玉菌のエサとなる食物繊維をしっかりと摂ることです。

食物繊維は、善玉菌の増殖を助けるだけでなく、腸の動き(ぜん動運動)を活発にして便通を促したり、余分な糖や脂質の吸収を穏やかにしたりする働きもあります。

食物繊維には、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」があります。

どちらもバランス良く摂ることが理想です。

いつもの白米を玄米や雑穀米に変えたり、おやつをスナック菓子からナッツや果物にしてみたりと、少しの工夫で摂取量を増やせます。

3.日々の口腔ケア習慣にする

口腸相関のもう一方の主役、お口のケアも忘れてはいけません。

口の中を清潔に保つことは、虫歯や歯周病の原因となる悪玉菌の増殖を抑え、口内フローラのバランスを整える基本中の基本です。

これが、口から始まる口腸相関の乱れを防ぐ第一歩となります。

「とりあえず磨けばいい」ではなく、毎日の丁寧な歯磨きを「習慣化」することが大切です。

歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスも使って、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目まできちんと汚れを落としましょう。

正しい口腔ケアを続けることは、虫歯や歯周病を防ぐだけでなく、ひいては全身の健康維持にもつながる大切な習慣なのです。

4. 唾液の分泌を促すようにする

意外と見落としがちなのが「唾液」の力です。

唾液には、口の中の汚れを洗い流す自浄作用、細菌の増殖を抑える抗菌作用、食べ物の消化を助ける作用など、口内環境を守るためのさまざまな重要な役割があります。

唾液が十分に分泌されていることは、健康な口内環境の維持に不可欠です。

唾液の分泌を促すためには、食事の際によく噛むことを意識しましょう。

また、こまめな水分補給も大切です。ガムを噛んだり、舌を動かしたり、耳の下や顎の下あたりを優しく押すなども効果的です。

ストレスや加齢、薬の副作用などで唾液が出にくくなることもあるので、意識的に分泌を促す工夫を取り入れてみてください。

5.定期的に歯科検診を受ける

毎日丁寧にセルフケアを行っていても、歯ブラシが届きにくい場所に汚れが溜まってしまうことがあります。

また、虫歯や歯周病も、初期段階では自覚症状がないことがほとんどです。

だからこそ、セルフケアだけでは限界がある部分を補うために、定期的な歯科検診が非常に重要です。

歯科医院では、専門的な器械を使って、セルフケアでは落としきれない歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を徹底的に除去してくれます。

最低でも半年に一度は歯科検診を受け、プロによるチェックとクリーニングを習慣づけることをおすすめします。

毎日の口腔ケアにはVIEAQ ORL TOOTHGELがおすすめ!

口腸相関を整える上で、日々の丁寧な口腔ケアが欠かせないことはおわかりいただけたでしょう。

そこで毎日のケアをより効果的に、心地よく行うためのアイテムとして、「VIEAQ ORL TOOTHGEL(ヴィアク オーラル トゥースジェル)」を紹介します。

VIEAQ ORL TOOTHGELは、独自の「ヴィアクウォーター」をベースにしています。

アルコールや防腐剤、界面活性剤、塩素系殺菌剤などを含まない低刺激処方であることも特徴です。

泡立たないジェルタイプなので、刺激が苦手な方や、じっくり丁寧に磨きたい方にもぴったりのアイテムです。

優しい使用感ながら、毎日のブラッシングで、歯周病菌などの原因菌の温床となりやすいバイオフィルムを除去するのを助けてくれます

VIEAQ ORL TOOTHGELが口内を洗浄し、さわやかな息をサポートします。大切な口腔ケアだからこそ、質の高いアイテムを選んでみませんか?

まとめ

この記事では、「口腸相関」という、お口と腸の密接なつながりについて解説してきました。

口内環境と腸内環境は互いに影響し合っており、そのバランスを整えることが、便秘や下痢、口内炎、肌荒れといった日々の不調改善はもちろん、健康維持にもつながります。

大切なのは、特別なことではなく、日々のセルフケア(口内ケアと腸内ケア)を意識し、継続することです。

発酵食品や食物繊維を意識した食事、丁寧な口腔ケア、そして定期的な歯科検診を意識してみてください。

これらを続けることで、「自分の力で体を整えられている」という自信や、健やかな毎日を送れる安心感も得られるはずです。

ぜひこの記事をきっかけに、「口腸相関」を意識した生活を始めてみてください。

あなたの健やかで快適な毎日への第一歩となることを、心から応援しています。