
口の中から漂う嫌な臭いに悩んでいませんか?
口臭は歯周病が原因で発生するケースがあります。
歯周病菌が歯茎の奥まで繁殖すると、悪臭ガスが生じ、不快な口臭を引き起こすためです。
また、口臭は自分では気づきにくく、相手に不快感を与えるケースが少なくありません。
しかし、歯周病による口臭は、適切な治療とセルフケアで防ぐことができます。
本記事では、
- 歯周病を根本から治療する方法
- 再発防止のセルフケア
- 口臭をセルフチェックする方法
- 包括的な対策
を解説します。
人との接触が多い方にとって、口臭対策は非常に重要です。
この記事を読み終えると、口臭の悩みから解放され、自信を持ってコミュニケーションが取れるでしょう。

歯周病の口臭対策|まずは歯科治療で原因除去

歯周病の口臭対策では、歯周病の原因を完全に除去する必要があります。
根本的な解決や治療後のセルフケアのため、歯科医院での専門治療が欠かせません。
ここでは、歯科医院の治療方法やコストについて解説します。
スケーリングとルートプレーニングで歯石や歯垢を除去
歯周病による口臭を根本的に治療するために欠かせない方法が、スケーリングとルートプレーニングです。
治療法 | スケーリング | ルートプレーニング |
目的 | ・歯ブラシでは取り除けない歯石を除去 ・細菌数を減少させ炎症を抑制 | ・歯の根の表面を滑らかにする ・細菌の再付着を防止 |
専用器具 | 超音波スケーラー | ハンドスケーラー |
主な処置部分 | 歯の表面と歯周ポケット内の浅い部分 | 歯茎の奥や歯周ポケットの深い部分 |
これらの治療法は、歯周病治療の基本であり、歯周病菌の住処となる歯石や歯垢を徹底的に除去できます。
また、口臭対策にも非常に有効です。
治療回数や費用の目安
スケーリングとルートプレーニングでの治療にかかる回数や費用は、一般的な目安は以下のとおりです。
治療法 | スケーリング | ルートプレーニング |
費用 | 2,000〜3,000円程度 | 2,000〜4,000円程度 |
治療回数 | 1〜2回 | 複数回(治療本数が1度に4〜6本程度のため) |
歯周病が進行している場合は、外科的処置や自由診療による高度な治療が必要になり、追加費用がかかるケースもあります。
実際に歯周病治療を受ける際は、歯科医院でカウンセリングを受け、治療内容や費用を事前に確認しましょう。
出展;医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所「歯のクリーニング費用はいくら?自費・保険診療の違いやメリットについて」/医療法人社団まる歯 渋谷宮益坂歯科「歯のクリーニングの回数制限と頻度?」
セルフでできる!歯周病の再発予防と口臭対策4選

歯科医院で歯周病を治療したあとは、歯周病の再発予防と口臭対策が欠かせません。
代表的なセルフケアが、以下の4つです。
- 正しいブラッシングで歯磨き
- デンタルフロスと歯間ブラシで磨き残しをカバー
- 舌磨きで舌も口臭対策
- マウスウォッシュで清潔な口内環境を維持
それぞれの内容を見ていきましょう。
1.正しいブラッシングで歯磨き
正しく歯磨きする際のポイントは、以下のとおりです。
- 歯ブラシは鉛筆を持つように軽く握る
- 力を入れすぎず、歯ブラシで歯茎を優しくマッサージするようにブラッシングする
- 歯と歯茎の境目に45度の角度で毛先を当てる
- 小刻みに動かしながら磨く
- 毎食後や就寝前に実施する
また、歯磨きの際には、ジェルタイプの歯磨き粉であるVIEAQ ORL TOOTHGEL(ヴィアク オーラル トゥースジェル)の使用がオススメです。
歯磨きジェルが歯周ポケットに留まり、歯磨きによる歯垢を除去しやすくし、口臭対策にもつながります。

2.デンタルフロスと歯間ブラシで磨き残しをカバー
日本歯科医師会によると、歯ブラシだけでは口内の汚れを6割程度しか落とせません。(※)
残りの4割の汚れを除去するために、デンタルフロスと歯間ブラシの併用が必要です。
それぞれの使い方は、以下のとおりです。
ケアイテム | 対応部分 | 使い方 |
デンタルフロス | 歯と歯の間が狭い部分 | ・糸のような形状で歯と歯の隙間に入れて汚れを掻き出す ・慣れてくると短時間で効率的に清掃できる |
歯間ブラシ | 歯と歯の間が広い部分 | ・歯の隙間に合わせて適切なサイズを選ぶ ・歯間に入れて前後に動かす |
歯ブラシと2つのケアアイテムを併用すると、磨き残しのリスクを大きく減らせます。
(※)日本歯科医師会「歯の学校vol.74 なぜ?なに?歯医者さん」
3.舌磨きで舌も口臭対策
口臭の主な原因には、舌に付着する白い細菌の塊である「舌苔」もあります。
舌の奥に付着しやすく、放置すると口臭の悪臭につながりかねません。
舌苔の効果的なケアは、以下のとおりです。
- 専用の舌クリーナーまたは柔らかい歯ブラシを使う
- 舌の奥から手前に向かって優しく磨く
- 軽い力で数回繰り返す
舌はデリケートなため、強い力で磨いて傷つけないように優しくケアしましょう。
4.マウスウォッシュで清潔な口内環境を維持
マウスウォッシュは口内の細菌を減らし、口内を清潔に保つ効果があります。
ただし、効果は一時的なもので、歯周病や口臭の治療にはならない補助的な役割です。
外出先で歯磨きができない際に、マウスウォッシュを活用すると口内環境を清潔に保てます。
マウスウォッシュにはアルコール系とノンアルコール系があるため、口の中の刺激に敏感な方はノンアルコール系を選ぶとよいでしょう。
歯周病による口臭をセルフチェック
歯周病による口臭は自分では気づきにくく、自宅で簡単にできるチェック方法を紹介します。
- コップを使った簡単検査
- 乾いた唾液の臭いをチェック
- 口臭チェッカーによるチェック
それぞれの方法を解説します。
コップを使った簡単検査
最も手軽なセルフチェック方法の一つが、コップを使う方法です。
- 清潔で未使用のコップを用意する
- コップの中に息を吹き込む
- コップを手で覆い、中の臭いを嗅ぐ
コップに息を閉じ込めることで、客観的に自分の口臭を確認できます。
なお、ビニール袋での代用も可能です。
乾いた唾液の臭いをチェック
唾液の状態も口臭と関連が深いため、唾液の臭いをチェックする方法も有効です。
- 手を清潔にする
- 指で舌の上や歯と歯茎の間を触る
- 指についた唾液の匂いを嗅ぐ
健康な唾液はほとんど匂わないため、強い臭いがする場合は口臭の可能性があります。
口臭チェッカーによるチェック
市販の口臭チェッカーを使用するのも一つの方法です。
歯科医院にあるものと精度は異なりますが、客観的な数値を簡単に確認でき、安心感につながります。
定期的に測定すれば、口臭の変化を把握でき、セルフケアの効果を実感しやすいでしょう。
まとめ
歯周病による口臭対策には、歯科治療による根本的な原因除去と日々のセルフケアが欠かせません。
口臭は自分で気づきにくく、コミュニケーションに影響を与える可能性があるため、気になる方はセルフチェックが効果的です。
毎日の歯磨きは歯周病の再発防止と口臭対策に大切なセルフケアです。
ジェルタイプの歯磨き粉であるVIEAQ ORL TOOTHGELは、歯磨きの際に使用すると、お口の健康を効果的にサポートします。
また、ジェルが歯周ポケットのすみずみまで届きやすく、歯周病ケアや口臭対策につながります。
歯周病による口臭を根本から解決し、仕事でもプライベートでも自信を持ってコミュニケーションを取りましょう。
