歯垢が緑色になる原因は2つ！見極めポイントとそれぞれの除去・予防方法を解説

歯を磨いているときに緑色の歯垢を見つけると、「これって病気？」「カビが生えているの？」と不安になりますよね。

見た目の印象も悪いため、人前で話すことをためらう方も多いでしょう。

緑色の歯垢や汚れが生じる原因は、主に「歯垢」と「歯石」の2つのパターンに分けられます。

本記事では、それぞれの違いを見極めるポイントと、適切な除去方法や予防策について詳しく解説していきます。

この記事を読み終えると、緑色になった歯への対処に迷いなく取り組めますよ。

歯垢が緑色になる2つのケース

歯の表面が緑色になる汚れは、主に以下の2つのケースが考えられます。

• 緑の色素を生じる細菌が付着した歯垢
• 石灰化の際に緑色素が付着した歯石

それぞれのケースについて、詳しく見ていきましょう。

緑の色素を生じる細菌が付着した歯垢

歯垢が緑色に変色する主な原因は、色素を作り出す細菌によるものです。

磨き残しによって蓄積した歯垢の中で、特定の色素を作る細菌が増殖して緑色やオレンジ色などに変色してしまいます。

歯磨きが不十分になりやすく、磨き残しがある子どもに多く見られます。

また、口内ケアが行き届かない部分に発生しやすい傾向です。

緑色の歯垢を放置すると、歯垢が石灰化して歯石に変化します。

見た目の印象やコミュニケーションなど日常生活にも影響を与えるため、早めの対応が重要です。

石灰化の際に緑色素が付着した歯石

緑色の歯垢が長期間放置されて石灰化する際に、緑色の色素が入り込むことにより、歯石が緑色になって形成されます。

歯石には、歯茎の上に付着する歯肉上歯石と、歯茎の下に付着する歯肉下歯石があります。

どちらも放置すると虫歯や歯周病、口臭の原因となり、口内環境の悪化を招くでしょう。

歯石になってしまうと、自宅でのブラッシングでは除去が困難になるため、歯科医院での専門的な治療が必要です。

歯科治療は時間がかかり、見た目に対する不安も長引いてしまうため、日頃から歯のセルフチェックを心がけましょう。

緑色の汚れを「歯垢or歯石」と見極めるポイント

緑色の汚れが歯垢なのか歯石なのかを見極めることで、適切な対処法を選択できます。

見極めのポイントを表にまとめたので、参考にしてみてください。

項目	歯垢	歯石
固さ	やわらかい	非常に硬い
爪での確認	爪で軽くこすると取れる	爪でこすっても取れない
ブラッシング	丁寧なブラッシングで除去可能	ブラッシングでは除去困難
付着の仕方	ぬるぬるとした感触	ざらざらとした感触

セルフチェックでの注意点として、歯石になっている場合は無理に取ろうとすると歯や歯茎を傷つけかねないため注意しましょう。

緑色の歯垢・歯石を取り除く方法

緑色の汚れを除去する方法は、歯垢か歯石かによって大きく異なります。

歯垢の場合は自宅でのセルフケアも可能ですが、歯石になってしまった場合はプロフェッショナルケア（プロケア）が必須です。

ここでは、それぞれのケア方法を解説します。

緑色の歯垢は自宅でも除去できる

歯垢の段階であれば、丁寧な歯磨きによって自宅でも除去できます。

まずは歯ブラシを使って、優しく丁寧にブラッシングしましょう。

力の入れすぎは歯茎を傷つけてしまうため、適度な力加減が大切です。

歯ブラシが届かない歯間や歯周ポケットには、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して汚れを除去します。

ケア用品を併用すると、磨き残しを大幅に減らすことができ効果的です。

ただし、ブラッシングで除去できない重度な状況になると自宅だけでの除去は困難です。

このような場合は、歯科医院での専門的な治療が必要になるでしょう。

放置した歯垢や緑歯石はプロケアで除去する

ブラッシングで除去できない重度な歯垢や歯石になってしまった場合は、プロケアが必要になります。

主なプロケアはスケーリングとPMTC（プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング）です。

プロケア	スケーリング	PMTC（プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング）
費用相場	2,000〜3,000円程度	5,000〜15,000円程度
備考	保険適用	自費診療

出展；医療法人甦歯会 もりかわ歯科志紀診療所「歯のクリーニング費用はいくら？自費・保険診療の違いやメリットについて」

プロケアを受けると、自宅では取り切れない頑固な汚れもきれいに除去でき、口内環境の改善が期待できるでしょう。

歯垢を緑色にしない4つの予防策

緑色の歯垢や歯石の発生を防ぐためには、日々のセルフケアが重要です。

セルフケアでおこなう予防策は、以下の4つです。

• 歯磨きは丁寧なブラッシングでおこなう
• 磨き残しのカバーはデンタルフロスや歯間ブラシでおこなう
• 口内環境の乾燥防止を意識する
• VIEAQ ORL TOOTHGELで口内環境を簡単予防

それぞれの内容を詳しく解説します

歯磨きは丁寧なブラッシングでおこなう

正しいブラッシング方法を身につけることで、緑色の歯垢を効果的に予防できます。

ブラッシング方法を以下にまとめました。

項目	ポイント
持ち方	鉛筆を持つように軽く握る
力加減	力を入れすぎない（力の入れすぎは歯を傷つける）
角度	歯と歯茎の境目に45度の角度
動かし方	小刻みに動かす

正しい歯磨きにより、磨き残しを減らして歯垢の蓄積を防ぎましょう。

磨き残しのカバーはデンタルフロスや歯間ブラシでおこなう

歯ブラシだけでは除去しきれない部分の汚れは、デンタルフロスと歯間ブラシを使ってしっかりとケアしましょう。

アイテム	使用箇所	使い方
デンタルフロス	狭い歯間の部分	・無理に押し込まず、優しく動かす ・歯と歯の隙間に入れて汚れをかき出す
歯間ブラシ	広い歯間の部分	・歯間の幅に合ったサイズを選択 ・歯間に入れて前後に動かす

ケアアイテムを取り入れると、磨き残しを大幅に減らし、細菌の繁殖を抑制できます。

口内環境の乾燥防止を意識する

口内環境が乾燥すると、唾液の分泌量が減少し、細菌が繁殖しやすい環境になりかねません。

口内環境の適度な湿度を保つため、こまめな水分補給をしたり、ガムを噛んだりすることで唾液の分泌を促進できます。

唾液の自浄作用を効果的に利用して、細菌の繁殖を抑えましょう。

VIEAQ ORL TOOTHGELで口内環境を簡単予防

歯垢ケアには歯磨きジェルのVIEAQ ORL TOOTHGELがオススメ。

歯磨きの際に使用することで、歯垢を取り除きやすく、歯垢予防に効果を発揮します。

歯だけでなく、ジェルが歯茎や歯周ポケットに行き渡るため、口内環境のケアが簡単にできます。

防腐剤や研磨剤、フッ素などの成分を含まない優しい使用感で、誰でも使いやすい設計です。

まとめ

緑色の歯垢は、色素を生成する菌が増殖した歯垢と、石灰化した歯石の2つのケースに分けられます。

どちらのケースになるかを判断し、適切なケア方法を実践しましょう。

歯垢の段階であれば自宅でのセルフケアで対策が可能ですが、歯石になってしまうと歯科医院でのプロケアが必要になるため、早めの対処が重要になります。

予防策としては、

• 正しいブラッシング方法の習得
• デンタルフロスと歯間ブラシの活用
• 口内乾燥の防止

が効果的です。

さらに歯磨きジェルのVIEAQ ORL TOOTHGELがオススメです、

防腐剤や研磨剤を含まない優しい成分で作られており、毎日の口内ケアに取り入れやすくなっています。

予防や適切な対処をおこなって、すこやかな美しい歯を維持しましょう。